JCSS
●機密保持について
ご依頼いただいた情報につきましては、法的要素がない限りは第三者に漏らしません。
校正を実施し、知りえた業務上の情報を第三者に漏らさないようにします。
但し、ISO/IEC17025の審査時、資料として認定機関に開示することがあります。
●品質について
常に公平な立場で一貫性を保ち、ラボラトリの能力(校正品質と校正技術)の維持・向上を図る。
●公平性について
弊社校正室は、校正業務にあたりいかなる利害関係に対しても、公平な立場で一貫性を保ち、リスクを排除又は最小化し、公平な事業を展開します。
●JCSSとは
JCSSとは、Japan Calibration Service System の略称であり、平成5年11月より計量法に基づく校正事業者認定制度として運営してきましたが、平成17年7月1日より校正事業者登録制度となりました。本登録制度は、国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた校正機関に関する基準(ISO/IEC 17025)の要求事項に適合しているかどうか審査を行い、校正事業者を登録する制度です。 JCSSの登録は公表されている登録区分において校正事業を実施する校正事業者を対象として、登録を希望される事業所からの任意の申請に基づき、その事業者の品質システム、校正方法、不確かさの見積もり、設備などが校正を実施する上で適切であるかどうか、定められたとおり品質システムが運営されているかを書類審査・現地審査により審査し、登録する制度です。JCSSで登録された校正事業者は、その証(あかし)として右上に示すような特別な標章の入った校正証明書を発行できることとなります。なお、国際MRA対応を希望される登録事業者に対して、別の任意な契約に基づき、その校正能力の維持状況を確認するための定期的な検査及び技能試験(Proficiency test)を実施しています。国際MRA対応認定事業者は、その証として下に示すようなILAC MRA付きJCSS認定シンボルの入った校正証明書を発行できることとなります。JCSS標章やJCSS認定シンボル付き校正証明書は、そのマークによって日本の国家計量標準へのトレーサビリティが確保され、校正事業者の技術能力のあることが一目でわかるというメリットがあります。
国際MRA対応のJCSSは、これらの基準をもとに運営している実績を国際的に認められ、1999年12月にAPLAC(アジア太平洋試験所認定協力機構)の相互承認協定、2000年11月にILAC(国際試験所認定協力機構)の相互承認協定へ参加の署名を行っています。これにより、一度の校正で世界中どこでも受入れられる状況(One-Stop-Testing)の達成に、更に一歩近づいたものとなりました。
(独立行政法人 製品評価技術基盤機構より http://www.nite.go.jp)